鹿児島県宇検村の財政
ひとことで言うと(AIによる要約)
宇検村の財政は、同規模の村と比べて貯金が大きく少なく、収入に対する支出の割合が重いという課題を抱えています。財政調整基金の残高が標準財政規模の23.7%にとどまり、中央値の62.7%を大きく下回っており、貯蓄がのっぴきならない状況にあります。また毎年決まって出ていくお金の重さを示す経常収支比率が92.9%で、中央値の88.1%より高く、柔軟性に欠ける財政構造となっています。一方、住民1人あたりの借金は226.1万円で中央値並みですが、教育費が中央値の35.3万円に対して1.7倍の支出となっており、この分野への投資が際立っています。過去9年間で人口が1,799人から1,604人に減少する中、1人あたりの借金が196.5万円から226.1万円に増加しており、今後の財政運営に注視が必要です。1年間に使ったお金(歳出)
44.7億円
住民1人あたり 278.5万円
借金の残高(地方債)
36.3億円
1人あたり 226.1万円
貯金の残高(基金)
21.8億円
1人あたり 135.8万円
財政力指数
0.09
1に近いほど自前の財源が多い
財政の健全さ 全国1,741市区町村での順位・鹿児島県内の順位
財政力指数同規模より注意
0.09
全国 1706位/1718・県内 40位/43(高い順)
同じ規模の中央値 0.13
この指標とは
自分の税収などで、標準的な行政サービスの費用をどれだけまかなえるか。1を超えると地方交付税(普通交付税)をもらわない「不交付団体」。
経常収支比率同規模より注意
92.9%
全国 1045位/1741・県内 41位/43(低い順)
同じ規模の中央値 88.1%
この指標とは
毎年必ず出ていくお金(人件費・扶助費・借金返済など)が、毎年入ってくる自由に使えるお金の何%か。高いほど新しいことに使える余裕が少ない。都市で75%・町村で70%程度が望ましいとされ、90%を超えると硬直的と言われる。
住民1人あたりの借金(地方債残高)
226.1万円
全国 1667位/1741・県内 40位/43(低い順)
同じ規模の中央値 225.4万円
この指標とは
年度末の地方債の残高を、住民の数で割った金額。
住民1人あたりの貯金(基金残高)同規模より注意
135.8万円
全国 146位/1741・県内 4位/43(高い順)
同じ規模の中央値 199.0万円
この指標とは
財政調整基金・減債基金・特定目的基金の年度末残高を、住民の数で割った金額。
自主財源比率同規模より注意
23.8%
全国 1548位/1741・県内 32位/43(高い順)
同じ規模の中央値 25.1%
この指標とは
収入のうち、税金・使用料など、自分で集めたお金の割合。
財政調整基金の大きさ(標準財政規模比)同規模より注意
23.7%
全国 907位/1718・県内 30位/43(高い順)
同じ規模の中央値 62.7%
この指標とは
自由に取り崩せる貯金(財政調整基金)が、1年の標準的な収入の何%か。10〜20%程度あると安心と言われる。
収入(歳入)の内訳 47.3億円・1人あたり 294.8万円
地方税 4.2%地方譲与税・交付金 1.6%地方交付税 41.7%国の補助金 17.7%県の補助金 5.5%借金(地方債) 9.7%寄附金 1.2%その他 18.4%
| 項目 | 金額 | 1人あたり | 割合 |
|---|---|---|---|
| 地方税 住民や会社が納める税金(住民税・固定資産税など) | 2.0億円 | 12.4万円 | 4.2% |
| 地方譲与税・交付金 国や県が集めた税金の一部を分けてもらうお金(地方消費税交付金など) | 7,674万円 | 4.8万円 | 1.6% |
| 地方交付税 国が、財源の足りないまちに配るお金。使い道は自由 | 19.7億円 | 122.9万円 | 41.7% |
| 国の補助金 国から特定の事業のためにもらうお金(国庫支出金) | 8.4億円 | 52.2万円 | 17.7% |
| 県の補助金 都道府県から特定の事業のためにもらうお金 | 2.6億円 | 16.1万円 | 5.5% |
| 借金(地方債) その年に新しく借りたお金 | 4.6億円 | 28.6万円 | 9.7% |
| 寄附金 ふるさと納税など | 5,614万円 | 3.5万円 | 1.2% |
| その他 使用料・手数料、繰入金(貯金の取り崩し)、繰越金など | 8.7億円 | 54.4万円 | 18.4% |
ふるさと納税令和6年度の受入額
4,227万円
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地方税の内訳:個人住民税 1.2億円、法人住民税 958万円、固定資産税 5,266万円
何に使ったか(目的別の支出) 住民1人あたり
このまち人口2千人未満の村の中央値(78団体):グラフの細い線・破線
役所の運営(総務費)
47万円
災害の復旧
38万円
教育
35万円
道路・まちづくり(土木費)
32万円
福祉(民生費)
31万円
借金の返済(公債費)
30万円
農林水産業
27万円
健康・ごみ(衛生費)
23万円
消防・救急
7.4万円
商工・観光
5.2万円
| 分野 | 金額 | 1人あたり | 同じ規模の中央値 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 役所の運営(総務費) 庁舎の管理、税金の徴収、戸籍、選挙など | 7.5億円 | 46.9万円 | 63.2万円 | 16.8% |
| 災害の復旧 | 6.0億円 | 37.7万円 | 0.3万円 | 13.5% |
| 教育 学校、図書館・公民館、スポーツ施設など | 5.7億円 | 35.3万円 | 21.3万円 | 12.7% |
| 道路・まちづくり(土木費) 道路・橋、公園、下水道、公営住宅など | 5.1億円 | 31.6万円 | 28.0万円 | 11.4% |
| 福祉(民生費) 高齢者・子ども・障害のある人・生活保護など | 5.0億円 | 31.5万円 | 34.1万円 | 11.3% |
| 借金の返済(公債費) 地方債の元金と利子の返済 | 4.8億円 | 29.8万円 | 25.4万円 | 10.7% |
| 農林水産業 | 4.3億円 | 26.5万円 | 22.3万円 | 9.5% |
| 健康・ごみ(衛生費) 健診・予防接種、ごみ処理など | 3.7億円 | 22.8万円 | 21.4万円 | 8.2% |
| 消防・救急 | 1.2億円 | 7.4万円 | 9.2万円 | 2.7% |
| 商工・観光 企業誘致、商店街、観光など | 8,268万円 | 5.2万円 | 13.7万円 | 1.9% |
| 議会 | 6,266万円 | 3.9万円 | 3.9万円 | 1.4% |
福祉(民生費)の内訳
子ども(児童福祉費)
1.2億円
1人あたり 7.2万円(中央値 7.6万円)
高齢者(老人福祉費)
1.3億円
1人あたり 8.3万円(中央値 9.8万円)
障害者など(社会福祉費)
2.6億円
1人あたり 15.9万円(中央値 15.0万円)
生活保護
0円
1人あたり 0円(中央値 0.0万円)
お金の性質で見た支出(性質別) 住民1人あたり
人件費・扶助費・公債費は「義務的経費」と呼ばれ、削るのが難しい支出です。このまちは歳出の 31.8% が義務的経費です。
人件費
45万円
扶助費
14万円
公債費
30万円
物件費
33万円
補助費等
39万円
建設事業費
48万円
繰出金
16万円
積立金
8.4万円
維持補修費
6.9万円
10年の推移
1人あたりの借金と貯金
借金(地方債残高)貯金(基金残高)
1人あたりの歳出
このまち人口2千人未満の村の中央値(78団体):グラフの細い線・破線
財政力指数
このまち人口2千人未満の村の中央値(78団体):グラフの細い線・破線
経常収支比率
このまち人口2千人未満の村の中央値(78団体):グラフの細い線・破線
人口(住民基本台帳)
年度ごとの数字を表で見る
| 年度 | 人口 | 歳出総額 | 地方債残高 | 基金残高 | 財政力指数 | 経常収支比率 | 実質公債費比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 1,604 | 44.7億円 | 36.3億円 | 21.8億円 | 0.09 | 92.9% | — |
| 令和5年度 | 1,624 | 34.0億円 | 36.4億円 | 21.5億円 | 0.08 | 92.8% | — |
| 令和4年度 | 1,653 | 35.5億円 | 38.1億円 | 24.5億円 | 0.08 | 92.5% | — |
| 令和3年度 | 1,667 | 37.3億円 | 38.3億円 | 22.4億円 | 0.09 | 90.5% | — |
| 令和2年度 | 1,700 | 35.8億円 | 39.0億円 | 18.0億円 | 0.09 | 91.5% | — |
| 令和元年度 | 1,703 | 29.6億円 | 38.0億円 | 17.6億円 | 0.09 | 92.4% | — |
| 平成30年度 | 1,749 | 31.2億円 | 37.8億円 | 17.3億円 | 0.10 | 91.0% | — |
| 平成29年度 | 1,775 | 30.8億円 | 36.0億円 | 17.0億円 | 0.10 | 89.8% | — |
| 平成28年度 | 1,759 | 30.8億円 | 35.0億円 | 16.5億円 | 0.10 | 90.2% | — |
| 平成27年度 | 1,799 | 31.3億円 | 35.3億円 | 16.0億円 | 0.09 | 87.1% | — |
鹿児島県の人口が近い村と比べる
出典:総務省「市町村別決算状況調」(普通会計)をもとに財政ずかんが計算。1人あたりの金額は、その年度の住民基本台帳人口で割っています。数字の誤りに気づいたらお知らせください。