鹿児島県さつま町の財政
ひとことで言うと(AIによる要約)
さつま町の令和6年度決算は、同じ規模の町と比べて貯金が充実しているのが最大の特徴です。住民1人あたりの基金残高が51.9万円と中央値の29.4万円を大きく上回り、財政調整基金も標準財政規模の46.3%と中央値の30.4%を超えています。一方で、借金は66.8万円と中央値の55.4万円を上回っており、結果的に「借金−貯金」は14.9万円と中央値の24.5万円よりも少なくなっています。支出面では、福祉や教育、農林水産業に手厚く配分しており、1人あたりの民生費は25.1万円(中央値19.7万円)、教育費は9.5万円(中央値7.4万円)、農林水産業費は5.9万円(中央値3.1万円)となっています。また建設事業費の割合も17.2%と中央値の11.6%を上回るなど、投資的経費に積極的です。2015年度から2024年度にかけて人口が22,775人から18,696人に減少する中、1人あたりの借金はほぼ横ばいで推移しています。
1年間に使ったお金(歳出)
158億円
住民1人あたり 84.6万円
借金の残高(地方債)
125億円
1人あたり 66.8万円
貯金の残高(基金)
97.1億円
1人あたり 51.9万円
財政力指数
0.38
1に近いほど自前の財源が多い
財政の健全さ 全国1,741市区町村での順位・鹿児島県内の順位
財政力指数
0.38
全国 978位/1718・県内 11位/43(高い順)
同じ規模の中央値 0.38
この指標とは
自分の税収などで、標準的な行政サービスの費用をどれだけまかなえるか。1を超えると地方交付税(普通交付税)をもらわない「不交付団体」。
経常収支比率
90.4%
全国 731位/1741・県内 20位/43(低い順)
同じ規模の中央値 90.0%
この指標とは
毎年必ず出ていくお金(人件費・扶助費・借金返済など)が、毎年入ってくる自由に使えるお金の何%か。高いほど新しいことに使える余裕が少ない。都市で75%・町村で70%程度が望ましいとされ、90%を超えると硬直的と言われる。
住民1人あたりの借金(地方債残高)同規模より注意
66.8万円
全国 1089位/1741・県内 15位/43(低い順)
同じ規模の中央値 55.4万円
この指標とは
年度末の地方債の残高を、住民の数で割った金額。
住民1人あたりの貯金(基金残高)同規模より良い
51.9万円
全国 450位/1741・県内 18位/43(高い順)
同じ規模の中央値 29.4万円
この指標とは
財政調整基金・減債基金・特定目的基金の年度末残高を、住民の数で割った金額。
自主財源比率
34.8%
全国 989位/1741・県内 10位/43(高い順)
同じ規模の中央値 35.3%
この指標とは
収入のうち、税金・使用料など、自分で集めたお金の割合。
財政調整基金の大きさ(標準財政規模比)同規模より良い
46.3%
全国 300位/1718・県内 6位/43(高い順)
同じ規模の中央値 30.4%
この指標とは
自由に取り崩せる貯金(財政調整基金)が、1年の標準的な収入の何%か。10〜20%程度あると安心と言われる。
収入(歳入)の内訳 171億円・1人あたり 91.5万円
地方税 15.4%地方譲与税・交付金 5.6%地方交付税 29.7%国の補助金 14.2%県の補助金 8.4%借金(地方債) 7.3%寄附金 1.4%その他 18.0%
| 項目 | 金額 | 1人あたり | 割合 |
|---|---|---|---|
| 地方税 住民や会社が納める税金(住民税・固定資産税など) | 26.3億円 | 14.1万円 | 15.4% |
| 地方譲与税・交付金 国や県が集めた税金の一部を分けてもらうお金(地方消費税交付金など) | 9.6億円 | 5.1万円 | 5.6% |
| 地方交付税 国が、財源の足りないまちに配るお金。使い道は自由 | 50.8億円 | 27.2万円 | 29.7% |
| 国の補助金 国から特定の事業のためにもらうお金(国庫支出金) | 24.3億円 | 13.0万円 | 14.2% |
| 県の補助金 都道府県から特定の事業のためにもらうお金 | 14.4億円 | 7.7万円 | 8.4% |
| 借金(地方債) その年に新しく借りたお金 | 12.5億円 | 6.7万円 | 7.3% |
| 寄附金 ふるさと納税など | 2.5億円 | 1.3万円 | 1.4% |
| その他 使用料・手数料、繰入金(貯金の取り崩し)、繰越金など | 30.7億円 | 16.4万円 | 18.0% |
ふるさと納税令和6年度の受入額
2.4億円
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地方税の内訳:個人住民税 6.2億円、法人住民税 1.5億円、固定資産税 16.1億円
何に使ったか(目的別の支出) 住民1人あたり
このまち人口1〜2万人の町の中央値(245団体):グラフの細い線・破線
福祉(民生費)
25万円
役所の運営(総務費)
12万円
教育
9.5万円
道路・まちづくり(土木費)
7.1万円
借金の返済(公債費)
6.8万円
農林水産業
5.9万円
健康・ごみ(衛生費)
5.4万円
消防・救急
4.6万円
災害の復旧
4.4万円
商工・観光
3.4万円
| 分野 | 金額 | 1人あたり | 同じ規模の中央値 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 福祉(民生費) 高齢者・子ども・障害のある人・生活保護など | 46.9億円 | 25.1万円 | 19.7万円 | 29.7% |
| 役所の運営(総務費) 庁舎の管理、税金の徴収、戸籍、選挙など | 22.0億円 | 11.8万円 | 13.3万円 | 13.9% |
| 教育 学校、図書館・公民館、スポーツ施設など | 17.9億円 | 9.5万円 | 7.4万円 | 11.3% |
| 道路・まちづくり(土木費) 道路・橋、公園、下水道、公営住宅など | 13.3億円 | 7.1万円 | 6.4万円 | 8.4% |
| 借金の返済(公債費) 地方債の元金と利子の返済 | 12.7億円 | 6.8万円 | 5.7万円 | 8.1% |
| 農林水産業 | 10.9億円 | 5.9万円 | 3.1万円 | 6.9% |
| 健康・ごみ(衛生費) 健診・予防接種、ごみ処理など | 10.0億円 | 5.4万円 | 5.6万円 | 6.3% |
| 消防・救急 | 8.7億円 | 4.6万円 | 2.8万円 | 5.5% |
| 災害の復旧 | 8.2億円 | 4.4万円 | 0.1万円 | 5.2% |
| 商工・観光 企業誘致、商店街、観光など | 6.3億円 | 3.4万円 | 1.7万円 | 4.0% |
| 議会 | 1.2億円 | 6,167円 | 0.7万円 | 0.7% |
福祉(民生費)の内訳
子ども(児童福祉費)
15.3億円
1人あたり 8.2万円(中央値 6.9万円)
高齢者(老人福祉費)
14.2億円
1人あたり 7.6万円(中央値 4.8万円)
障害者など(社会福祉費)
17.3億円
1人あたり 9.3万円(中央値 7.6万円)
生活保護
0円
1人あたり 0円(中央値 0.0万円)
お金の性質で見た支出(性質別) 住民1人あたり
人件費・扶助費・公債費は「義務的経費」と呼ばれ、削るのが難しい支出です。このまちは歳出の 42.8% が義務的経費です。
人件費
14万円
扶助費
15万円
公債費
6.8万円
物件費
9.2万円
補助費等
6.5万円
建設事業費
15万円
繰出金
7.7万円
積立金
5.1万円
維持補修費
7,397円
10年の推移
1人あたりの借金と貯金
借金(地方債残高)貯金(基金残高)
1人あたりの歳出
このまち人口1〜2万人の町の中央値(245団体):グラフの細い線・破線
財政力指数
このまち人口1〜2万人の町の中央値(245団体):グラフの細い線・破線
経常収支比率
このまち人口1〜2万人の町の中央値(245団体):グラフの細い線・破線
人口(住民基本台帳)
年度ごとの数字を表で見る
| 年度 | 人口 | 歳出総額 | 地方債残高 | 基金残高 | 財政力指数 | 経常収支比率 | 実質公債費比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 18,696 | 158億円 | 125億円 | 97.1億円 | 0.38 | 90.4% | — |
| 令和5年度 | 19,157 | 169億円 | 125億円 | 99.6億円 | 0.36 | 90.1% | — |
| 令和4年度 | 19,534 | 155億円 | 126億円 | 99.8億円 | 0.36 | 89.6% | — |
| 令和3年度 | 20,050 | 165億円 | 129億円 | 93.6億円 | 0.36 | 84.4% | — |
| 令和2年度 | 20,573 | 163億円 | 126億円 | 87.6億円 | 0.37 | 92.5% | — |
| 令和元年度 | 21,002 | 131億円 | 128億円 | 88.4億円 | 0.36 | 92.3% | — |
| 平成30年度 | 21,398 | 143億円 | 134億円 | 89.3億円 | 0.36 | 91.4% | — |
| 平成29年度 | 21,815 | 145億円 | 132億円 | 83.7億円 | 0.35 | 90.3% | — |
| 平成28年度 | 22,219 | 135億円 | 136億円 | 79.7億円 | 0.34 | 91.1% | — |
| 平成27年度 | 22,775 | 144億円 | 145億円 | 78.9億円 | 0.33 | 87.9% | — |
鹿児島県の人口が近い町と比べる
出典:総務省「市町村別決算状況調」(普通会計)をもとに財政ずかんが計算。1人あたりの金額は、その年度の住民基本台帳人口で割っています。数字の誤りに気づいたらお知らせください。