鹿児島県奄美市の財政
ひとことで言うと(AIによる要約)
奄美市は同規模のまちと比べて、住民1人あたりの借金が92.4万円と中央値の53.4万円を大きく上回り、借金の伸びが目立ちます。一方、貯金は47.6万円で中央値の21.5万円より多く、財政調整基金も充実しており、手元資金で対応できる体制が整っています。福祉支出が35.9万円と中央値の20.5万円の約1.8倍と突出して多く、職員数も多めで、毎年決まって出ていくお金の割合が91.3%と中央値の93.6%より良好です。市税収入は少ない状況ですが、借金返済額が増える一方で、人口が2015年度の44,721人から40,239人に減少しており、今後の財政運営に注視が必要です。1年間に使ったお金(歳出)
356億円
住民1人あたり 88.4万円
借金の残高(地方債)
372億円
1人あたり 92.4万円
貯金の残高(基金)
192億円
1人あたり 47.6万円
財政力指数
0.27
1に近いほど自前の財源が多い
財政の健全さ 全国1,741市区町村での順位・鹿児島県内の順位
財政力指数同規模より注意
0.27
全国 1261位/1718・県内 24位/43(高い順)
同じ規模の中央値 0.46
この指標とは
自分の税収などで、標準的な行政サービスの費用をどれだけまかなえるか。1を超えると地方交付税(普通交付税)をもらわない「不交付団体」。
経常収支比率
91.3%
全国 841位/1741・県内 28位/43(低い順)
同じ規模の中央値 93.6%
この指標とは
毎年必ず出ていくお金(人件費・扶助費・借金返済など)が、毎年入ってくる自由に使えるお金の何%か。高いほど新しいことに使える余裕が少ない。都市で75%・町村で70%程度が望ましいとされ、90%を超えると硬直的と言われる。
住民1人あたりの借金(地方債残高)同規模より注意
92.4万円
全国 1319位/1741・県内 22位/43(低い順)
同じ規模の中央値 53.4万円
この指標とは
年度末の地方債の残高を、住民の数で割った金額。
住民1人あたりの貯金(基金残高)同規模より良い
47.6万円
全国 489位/1741・県内 22位/43(高い順)
同じ規模の中央値 21.5万円
この指標とは
財政調整基金・減債基金・特定目的基金の年度末残高を、住民の数で割った金額。
自主財源比率同規模より注意
24.4%
全国 1525位/1741・県内 30位/43(高い順)
同じ規模の中央値 36.6%
この指標とは
収入のうち、税金・使用料など、自分で集めたお金の割合。
財政調整基金の大きさ(標準財政規模比)同規模より良い
26.5%
全国 782位/1718・県内 23位/43(高い順)
同じ規模の中央値 22.8%
この指標とは
自由に取り崩せる貯金(財政調整基金)が、1年の標準的な収入の何%か。10〜20%程度あると安心と言われる。
収入(歳入)の内訳 373億円・1人あたり 92.7万円
地方税 11.4%地方譲与税・交付金 4.4%地方交付税 37.4%国の補助金 21.9%県の補助金 6.7%借金(地方債) 5.2%寄附金 0.9%その他 12.1%
| 項目 | 金額 | 1人あたり | 割合 |
|---|---|---|---|
| 地方税 住民や会社が納める税金(住民税・固定資産税など) | 42.4億円 | 10.5万円 | 11.4% |
| 地方譲与税・交付金 国や県が集めた税金の一部を分けてもらうお金(地方消費税交付金など) | 16.3億円 | 4.1万円 | 4.4% |
| 地方交付税 国が、財源の足りないまちに配るお金。使い道は自由 | 139億円 | 34.7万円 | 37.4% |
| 国の補助金 国から特定の事業のためにもらうお金(国庫支出金) | 81.8億円 | 20.3万円 | 21.9% |
| 県の補助金 都道府県から特定の事業のためにもらうお金 | 24.8億円 | 6.2万円 | 6.7% |
| 借金(地方債) その年に新しく借りたお金 | 19.5億円 | 4.8万円 | 5.2% |
| 寄附金 ふるさと納税など | 3.5億円 | 8,708円 | 0.9% |
| その他 使用料・手数料、繰入金(貯金の取り崩し)、繰越金など | 45.2億円 | 11.2万円 | 12.1% |
ふるさと納税令和6年度の受入額
3.3億円
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地方税の内訳:個人住民税 16.1億円、法人住民税 2.7億円、固定資産税 17.5億円
何に使ったか(目的別の支出) 住民1人あたり
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
福祉(民生費)
36万円
役所の運営(総務費)
14万円
借金の返済(公債費)
12万円
道路・まちづくり(土木費)
7.2万円
教育
6.5万円
健康・ごみ(衛生費)
5.0万円
農林水産業
2.7万円
消防・救急
1.9万円
商工・観光
1.7万円
災害の復旧
1.1万円
| 分野 | 金額 | 1人あたり | 同じ規模の中央値 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 福祉(民生費) 高齢者・子ども・障害のある人・生活保護など | 144億円 | 35.9万円 | 20.5万円 | 40.6% |
| 役所の運営(総務費) 庁舎の管理、税金の徴収、戸籍、選挙など | 57.1億円 | 14.2万円 | 9.5万円 | 16.0% |
| 借金の返済(公債費) 地方債の元金と利子の返済 | 47.4億円 | 11.8万円 | 5.6万円 | 13.3% |
| 道路・まちづくり(土木費) 道路・橋、公園、下水道、公営住宅など | 28.8億円 | 7.2万円 | 5.6万円 | 8.1% |
| 教育 学校、図書館・公民館、スポーツ施設など | 26.0億円 | 6.5万円 | 6.5万円 | 7.3% |
| 健康・ごみ(衛生費) 健診・予防接種、ごみ処理など | 20.3億円 | 5.0万円 | 5.4万円 | 5.7% |
| 農林水産業 | 10.8億円 | 2.7万円 | 2.4万円 | 3.0% |
| 消防・救急 | 7.6億円 | 1.9万円 | 2.5万円 | 2.1% |
| 商工・観光 企業誘致、商店街、観光など | 6.9億円 | 1.7万円 | 1.6万円 | 1.9% |
| 災害の復旧 | 4.3億円 | 1.1万円 | 0.2万円 | 1.2% |
| 議会 | 2.1億円 | 5,268円 | 0.5万円 | 0.6% |
| 労働 | 1,989万円 | 494円 | 0.0万円 | 0.1% |
福祉(民生費)の内訳
子ども(児童福祉費)
34.1億円
1人あたり 8.5万円(中央値 7.5万円)
高齢者(老人福祉費)
20.0億円
1人あたり 5.0万円(中央値 4.4万円)
障害者など(社会福祉費)
48.4億円
1人あたり 12.0万円(中央値 7.0万円)
生活保護
41.8億円
1人あたり 10.4万円(中央値 1.5万円)
お金の性質で見た支出(性質別) 住民1人あたり
人件費・扶助費・公債費は「義務的経費」と呼ばれ、削るのが難しい支出です。このまちは歳出の 58.8% が義務的経費です。
人件費
13万円
扶助費
27万円
公債費
12万円
物件費
7.1万円
補助費等
8.2万円
建設事業費
6.3万円
繰出金
5.4万円
積立金
7.2万円
維持補修費
6,447円
10年の推移
1人あたりの借金と貯金
借金(地方債残高)貯金(基金残高)
1人あたりの歳出
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
財政力指数
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
経常収支比率
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
人口(住民基本台帳)
年度ごとの数字を表で見る
| 年度 | 人口 | 歳出総額 | 地方債残高 | 基金残高 | 財政力指数 | 経常収支比率 | 実質公債費比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 40,239 | 356億円 | 372億円 | 192億円 | 0.27 | 91.3% | — |
| 令和5年度 | 40,965 | 348億円 | 398億円 | 171億円 | 0.27 | 91.2% | — |
| 令和4年度 | 41,670 | 345億円 | 423億円 | 165億円 | 0.27 | 93.9% | — |
| 令和3年度 | 42,157 | 410億円 | 440億円 | 158億円 | 0.27 | 88.9% | — |
| 令和2年度 | 42,622 | 405億円 | 436億円 | 143億円 | 0.27 | 93.4% | — |
| 令和元年度 | 43,267 | 353億円 | 429億円 | 144億円 | 0.27 | 93.6% | — |
| 平成30年度 | 43,315 | 363億円 | 425億円 | 142億円 | 0.27 | 91.4% | — |
| 平成29年度 | 43,770 | 337億円 | 394億円 | 143億円 | 0.27 | 91.5% | — |
| 平成28年度 | 44,250 | 322億円 | 377億円 | 135億円 | 0.27 | 90.4% | — |
| 平成27年度 | 44,721 | 316億円 | 372億円 | 119億円 | 0.26 | 89.2% | — |
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出典:総務省「市町村別決算状況調」(普通会計)をもとに財政ずかんが計算。1人あたりの金額は、その年度の住民基本台帳人口で割っています。数字の誤りに気づいたらお知らせください。