福岡県福津市の財政
ひとことで言うと(AIによる要約)
福津市は同規模の市と比べて、自主財源が少なく、財政力指数が0.56と低い一方で、借金を着実に減らしており、住民1人あたりの借金は26.7万円にまで下がっています。毎年決まって出ていくお金の重さを示す経常収支比率は90.2%と中央値を下回り、貯金にあたる基金残高も手厚く確保されており、財政面での工夫が見られます。ただし自主財源が限られているため、地方交付税などの依存度が高い構造が続いており、教育費など一部の支出では力を入れている一方、人口当たりの職員数は4.8人と平均より大幅に少なく、限られた体制で運営されています。1年間に使ったお金(歳出)
303億円
住民1人あたり 43.8万円
借金の残高(地方債)
185億円
1人あたり 26.7万円
貯金の残高(基金)
98.7億円
1人あたり 14.3万円
財政力指数
0.56
1に近いほど自前の財源が多い
財政の健全さ 全国1,741市区町村での順位・福岡県内の順位
財政力指数同規模より注意
0.56
全国 615位/1718・県内 25位/60(高い順)
同じ規模の中央値 0.64
この指標とは
自分の税収などで、標準的な行政サービスの費用をどれだけまかなえるか。1を超えると地方交付税(普通交付税)をもらわない「不交付団体」。
経常収支比率
90.2%
全国 704位/1741・県内 18位/60(低い順)
同じ規模の中央値 94.0%
この指標とは
毎年必ず出ていくお金(人件費・扶助費・借金返済など)が、毎年入ってくる自由に使えるお金の何%か。高いほど新しいことに使える余裕が少ない。都市で75%・町村で70%程度が望ましいとされ、90%を超えると硬直的と言われる。
住民1人あたりの借金(地方債残高)同規模より良い
26.7万円
全国 265位/1741・県内 16位/60(低い順)
同じ規模の中央値 38.3万円
この指標とは
年度末の地方債の残高を、住民の数で割った金額。
住民1人あたりの貯金(基金残高)同規模より良い
14.3万円
全国 1228位/1741・県内 50位/60(高い順)
同じ規模の中央値 12.7万円
この指標とは
財政調整基金・減債基金・特定目的基金の年度末残高を、住民の数で割った金額。
自主財源比率同規模より注意
31.9%
全国 1140位/1741・県内 45位/60(高い順)
同じ規模の中央値 43.4%
この指標とは
収入のうち、税金・使用料など、自分で集めたお金の割合。
財政調整基金の大きさ(標準財政規模比)同規模より良い
23.7%
全国 903位/1718・県内 40位/60(高い順)
同じ規模の中央値 18.8%
この指標とは
自由に取り崩せる貯金(財政調整基金)が、1年の標準的な収入の何%か。10〜20%程度あると安心と言われる。
収入(歳入)の内訳 310億円・1人あたり 44.7万円
地方税 23.5%地方譲与税・交付金 8.2%地方交付税 21.0%国の補助金 23.3%県の補助金 8.7%借金(地方債) 6.9%寄附金 0.8%その他 7.6%
| 項目 | 金額 | 1人あたり | 割合 |
|---|---|---|---|
| 地方税 住民や会社が納める税金(住民税・固定資産税など) | 72.7億円 | 10.5万円 | 23.5% |
| 地方譲与税・交付金 国や県が集めた税金の一部を分けてもらうお金(地方消費税交付金など) | 25.4億円 | 3.7万円 | 8.2% |
| 地方交付税 国が、財源の足りないまちに配るお金。使い道は自由 | 65.1億円 | 9.4万円 | 21.0% |
| 国の補助金 国から特定の事業のためにもらうお金(国庫支出金) | 72.1億円 | 10.4万円 | 23.3% |
| 県の補助金 都道府県から特定の事業のためにもらうお金 | 27.0億円 | 3.9万円 | 8.7% |
| 借金(地方債) その年に新しく借りたお金 | 21.3億円 | 3.1万円 | 6.9% |
| 寄附金 ふるさと納税など | 2.5億円 | 3,631円 | 0.8% |
| その他 使用料・手数料、繰入金(貯金の取り崩し)、繰越金など | 23.4億円 | 3.4万円 | 7.6% |
ふるさと納税令和6年度の受入額
2.5億円
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地方税の内訳:個人住民税 31.8億円、法人住民税 3.2億円、固定資産税 32.0億円
何に使ったか(目的別の支出) 住民1人あたり
このまち人口5〜10万人の市の中央値(234団体):グラフの細い線・破線
福祉(民生費)
19万円
教育
8.2万円
役所の運営(総務費)
4.3万円
健康・ごみ(衛生費)
3.6万円
道路・まちづくり(土木費)
3.0万円
借金の返済(公債費)
2.9万円
消防・救急
1.2万円
農林水産業
7,613円
商工・観光
4,407円
議会
3,028円
| 分野 | 金額 | 1人あたり | 同じ規模の中央値 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 福祉(民生費) 高齢者・子ども・障害のある人・生活保護など | 133億円 | 19.2万円 | 19.5万円 | 43.8% |
| 教育 学校、図書館・公民館、スポーツ施設など | 57.0億円 | 8.2万円 | 5.7万円 | 18.8% |
| 役所の運営(総務費) 庁舎の管理、税金の徴収、戸籍、選挙など | 29.5億円 | 4.3万円 | 6.9万円 | 9.7% |
| 健康・ごみ(衛生費) 健診・予防接種、ごみ処理など | 24.6億円 | 3.6万円 | 4.0万円 | 8.1% |
| 道路・まちづくり(土木費) 道路・橋、公園、下水道、公営住宅など | 20.4億円 | 3.0万円 | 4.4万円 | 6.7% |
| 借金の返済(公債費) 地方債の元金と利子の返済 | 19.7億円 | 2.9万円 | 3.9万円 | 6.5% |
| 消防・救急 | 8.5億円 | 1.2万円 | 1.8万円 | 2.8% |
| 農林水産業 | 5.3億円 | 7,613円 | 0.9万円 | 1.7% |
| 商工・観光 企業誘致、商店街、観光など | 3.0億円 | 4,407円 | 0.9万円 | 1.0% |
| 議会 | 2.1億円 | 3,028円 | 0.3万円 | 0.7% |
| 災害の復旧 | 5,315万円 | 768円 | 0.0万円 | 0.2% |
福祉(民生費)の内訳
子ども(児童福祉費)
52.5億円
1人あたり 7.6万円(中央値 7.8万円)
高齢者(老人福祉費)
20.4億円
1人あたり 2.9万円(中央値 3.5万円)
障害者など(社会福祉費)
49.5億円
1人あたり 7.2万円(中央値 6.4万円)
生活保護
10.3億円
1人あたり 1.5万円(中央値 1.7万円)
お金の性質で見た支出(性質別) 住民1人あたり
人件費・扶助費・公債費は「義務的経費」と呼ばれ、削るのが難しい支出です。このまちは歳出の 50.6% が義務的経費です。
人件費
5.0万円
扶助費
14万円
公債費
2.9万円
物件費
6.0万円
補助費等
4.9万円
建設事業費
5.3万円
繰出金
3.6万円
積立金
9,323円
維持補修費
3,435円
10年の推移
1人あたりの借金と貯金
借金(地方債残高)貯金(基金残高)
1人あたりの歳出
このまち人口5〜10万人の市の中央値(234団体):グラフの細い線・破線
財政力指数
このまち人口5〜10万人の市の中央値(234団体):グラフの細い線・破線
経常収支比率
このまち人口5〜10万人の市の中央値(234団体):グラフの細い線・破線
人口(住民基本台帳)
年度ごとの数字を表で見る
| 年度 | 人口 | 歳出総額 | 地方債残高 | 基金残高 | 財政力指数 | 経常収支比率 | 実質公債費比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 69,201 | 303億円 | 185億円 | 98.7億円 | 0.56 | 90.2% | — |
| 令和5年度 | 68,793 | 293億円 | 183億円 | 100億円 | 0.55 | 89.8% | — |
| 令和4年度 | 68,481 | 287億円 | 180億円 | 104億円 | 0.57 | 89.2% | — |
| 令和3年度 | 67,851 | 296億円 | 188億円 | 104億円 | 0.58 | 87.1% | — |
| 令和2年度 | 67,257 | 315億円 | 189億円 | 98.9億円 | 0.59 | 95.5% | — |
| 令和元年度 | 66,253 | 227億円 | 195億円 | 99.0億円 | 0.58 | 94.9% | — |
| 平成30年度 | 64,729 | 259億円 | 198億円 | 97.3億円 | 0.57 | 95.6% | — |
| 平成29年度 | 63,079 | 218億円 | 201億円 | 104億円 | 0.56 | 93.3% | — |
| 平成28年度 | 61,698 | 205億円 | 203億円 | 105億円 | 0.56 | 93.4% | — |
| 平成27年度 | 60,263 | 208億円 | 204億円 | 108億円 | 0.55 | 92.5% | — |
福岡県の人口が近い市と比べる
出典:総務省「市町村別決算状況調」(普通会計)をもとに財政ずかんが計算。1人あたりの金額は、その年度の住民基本台帳人口で割っています。数字の誤りに気づいたらお知らせください。