島根県海士町の財政
ひとことで言うと(AIによる要約)
海士町は、同じ規模の町と比べて借金が非常に多く、貯金が少ないことが大きな特徴です。住民1人あたりの借金は526.0万円で、中央値の145.5万円の3倍以上に達しています。また、住民1人あたりの歳出が432.8万円と中央値の161.9万円を大きく上回っており、特に役所の運営や借金の返済、教育に多くの支出が集中しています。税収が少ないなか、ふるさと納税で2.5億円を受け入れており、この収入が重要な役割を果たしています。借金は2015年度の360.2万円から2024年度の526.0万円へと増加し続けており、同時に人口も2,355人から2,209人に減少しているため、今後の財政運営にはさらなる工夫が求められます。1年間に使ったお金(歳出)
95.6億円
住民1人あたり 432.8万円
借金の残高(地方債)
116億円
1人あたり 526.0万円
貯金の残高(基金)
13.6億円
1人あたり 61.6万円
財政力指数
0.10
1に近いほど自前の財源が多い
財政の健全さ 全国1,741市区町村での順位・島根県内の順位
財政力指数同規模より注意
0.10
全国 1693位/1718・県内 17位/19(高い順)
同じ規模の中央値 0.18
この指標とは
自分の税収などで、標準的な行政サービスの費用をどれだけまかなえるか。1を超えると地方交付税(普通交付税)をもらわない「不交付団体」。
経常収支比率
82.5%
全国 188位/1741・県内 1位/19(低い順)
同じ規模の中央値 86.2%
この指標とは
毎年必ず出ていくお金(人件費・扶助費・借金返済など)が、毎年入ってくる自由に使えるお金の何%か。高いほど新しいことに使える余裕が少ない。都市で75%・町村で70%程度が望ましいとされ、90%を超えると硬直的と言われる。
住民1人あたりの借金(地方債残高)同規模より注意
526.0万円
全国 1734位/1741・県内 19位/19(低い順)
同じ規模の中央値 145.5万円
この指標とは
年度末の地方債の残高を、住民の数で割った金額。
住民1人あたりの貯金(基金残高)同規模より注意
61.6万円
全国 391位/1741・県内 6位/19(高い順)
同じ規模の中央値 95.3万円
この指標とは
財政調整基金・減債基金・特定目的基金の年度末残高を、住民の数で割った金額。
自主財源比率同規模より注意
15.7%
全国 1723位/1741・県内 18位/19(高い順)
同じ規模の中央値 25.6%
この指標とは
収入のうち、税金・使用料など、自分で集めたお金の割合。
財政調整基金の大きさ(標準財政規模比)同規模より注意
9.1%
全国 1614位/1718・県内 14位/19(高い順)
同じ規模の中央値 36.0%
この指標とは
自由に取り崩せる貯金(財政調整基金)が、1年の標準的な収入の何%か。10〜20%程度あると安心と言われる。
収入(歳入)の内訳 96.9億円・1人あたり 438.5万円
地方税 2.4%地方譲与税・交付金 1.1%地方交付税 39.4%国の補助金 9.1%県の補助金 3.4%借金(地方債) 31.3%寄附金 3.2%その他 10.1%
| 項目 | 金額 | 1人あたり | 割合 |
|---|---|---|---|
| 地方税 住民や会社が納める税金(住民税・固定資産税など) | 2.4億円 | 10.7万円 | 2.4% |
| 地方譲与税・交付金 国や県が集めた税金の一部を分けてもらうお金(地方消費税交付金など) | 1.1億円 | 4.8万円 | 1.1% |
| 地方交付税 国が、財源の足りないまちに配るお金。使い道は自由 | 38.1億円 | 172.6万円 | 39.4% |
| 国の補助金 国から特定の事業のためにもらうお金(国庫支出金) | 8.8億円 | 39.8万円 | 9.1% |
| 県の補助金 都道府県から特定の事業のためにもらうお金 | 3.3億円 | 15.0万円 | 3.4% |
| 借金(地方債) その年に新しく借りたお金 | 30.3億円 | 137.3万円 | 31.3% |
| 寄附金 ふるさと納税など | 3.1億円 | 14.1万円 | 3.2% |
| その他 使用料・手数料、繰入金(貯金の取り崩し)、繰越金など | 9.8億円 | 44.2万円 | 10.1% |
ふるさと納税令和6年度の受入額
2.5億円
海士町にふるさと納税で寄付して、返礼品を受け取れます。
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地方税の内訳:個人住民税 9,805万円、法人住民税 964万円、固定資産税 9,791万円
何に使ったか(目的別の支出) 住民1人あたり
このまち人口5千人未満の町の中央値(157団体):グラフの細い線・破線
役所の運営(総務費)
170万円
借金の返済(公債費)
63万円
道路・まちづくり(土木費)
40万円
教育
35万円
福祉(民生費)
34万円
健康・ごみ(衛生費)
26万円
農林水産業
24万円
消防・救急
21万円
商工・観光
17万円
議会
2.3万円
| 分野 | 金額 | 1人あたり | 同じ規模の中央値 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 役所の運営(総務費) 庁舎の管理、税金の徴収、戸籍、選挙など | 37.5億円 | 169.9万円 | 34.2万円 | 39.3% |
| 借金の返済(公債費) 地方債の元金と利子の返済 | 14.0億円 | 63.5万円 | 17.0万円 | 14.7% |
| 道路・まちづくり(土木費) 道路・橋、公園、下水道、公営住宅など | 8.8億円 | 40.0万円 | 17.7万円 | 9.2% |
| 教育 学校、図書館・公民館、スポーツ施設など | 7.7億円 | 34.6万円 | 13.4万円 | 8.0% |
| 福祉(民生費) 高齢者・子ども・障害のある人・生活保護など | 7.4億円 | 33.6万円 | 27.1万円 | 7.8% |
| 健康・ごみ(衛生費) 健診・予防接種、ごみ処理など | 5.8億円 | 26.4万円 | 14.6万円 | 6.1% |
| 農林水産業 | 5.4億円 | 24.4万円 | 13.6万円 | 5.6% |
| 消防・救急 | 4.6億円 | 21.0万円 | 6.6万円 | 4.9% |
| 商工・観光 企業誘致、商店街、観光など | 3.7億円 | 16.8万円 | 5.3万円 | 3.9% |
| 議会 | 4,998万円 | 2.3万円 | 1.8万円 | 0.5% |
| 災害の復旧 | 886万円 | 4,010円 | 0.0万円 | 0.1% |
福祉(民生費)の内訳
子ども(児童福祉費)
1.8億円
1人あたり 8.0万円(中央値 6.7万円)
高齢者(老人福祉費)
3.5億円
1人あたり 15.8万円(中央値 8.4万円)
障害者など(社会福祉費)
1.6億円
1人あたり 7.3万円(中央値 10.8万円)
生活保護
5,524万円
1人あたり 2.5万円(中央値 0.0万円)
お金の性質で見た支出(性質別) 住民1人あたり
人件費・扶助費・公債費は「義務的経費」と呼ばれ、削るのが難しい支出です。このまちは歳出の 25.1% が義務的経費です。
人件費
31万円
扶助費
14万円
公債費
63万円
物件費
83万円
補助費等
71万円
建設事業費
141万円
繰出金
14万円
積立金
15万円
維持補修費
2,031円
10年の推移
1人あたりの借金と貯金
借金(地方債残高)貯金(基金残高)
1人あたりの歳出
このまち人口5千人未満の町の中央値(157団体):グラフの細い線・破線
財政力指数
このまち人口5千人未満の町の中央値(157団体):グラフの細い線・破線
経常収支比率
このまち人口5千人未満の町の中央値(157団体):グラフの細い線・破線
人口(住民基本台帳)
年度ごとの数字を表で見る
| 年度 | 人口 | 歳出総額 | 地方債残高 | 基金残高 | 財政力指数 | 経常収支比率 | 実質公債費比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 2,209 | 95.6億円 | 116億円 | 13.6億円 | 0.10 | 82.5% | — |
| 令和5年度 | 2,214 | 71.1億円 | 99.5億円 | 14.3億円 | 0.10 | 83.1% | — |
| 令和4年度 | 2,238 | 64.6億円 | 102億円 | 16.1億円 | 0.10 | 84.8% | — |
| 令和3年度 | 2,242 | 67.4億円 | 106億円 | 15.1億円 | 0.10 | 83.4% | — |
| 令和2年度 | 2,214 | 69.5億円 | 102億円 | 12.7億円 | 0.10 | 86.8% | — |
| 令和元年度 | 2,239 | 58.5億円 | 91.8億円 | 12.0億円 | 0.10 | 88.7% | — |
| 平成30年度 | 2,284 | 54.9億円 | 86.4億円 | 10.8億円 | 0.10 | 89.6% | — |
| 平成29年度 | 2,286 | 48.1億円 | 84.0億円 | 10.4億円 | 0.10 | 91.7% | — |
| 平成28年度 | 2,304 | 48.9億円 | 86.7億円 | 10.4億円 | 0.10 | 90.4% | — |
| 平成27年度 | 2,355 | 49.0億円 | 84.8億円 | 8.9億円 | 0.09 | 91.6% | — |
島根県の人口が近い町と比べる
出典:総務省「市町村別決算状況調」(普通会計)をもとに財政ずかんが計算。1人あたりの金額は、その年度の住民基本台帳人口で割っています。数字の誤りに気づいたらお知らせください。