和歌山県海南市の財政
ひとことで言うと(AIによる要約)
海南市の財政は、毎年決まって出ていくお金の重さが99.9%と、同じ規模のまちの中央値93.6%を大きく上回っており、余裕のない状態が続いています。また、住民1人あたりの借金が70.8万円で中央値53.4万円より多く、貯金は10.1万円で中央値21.5万円より少なく、差し引きした借金超過が60.8万円に達しているのが特徴です。一方、ふるさと納税の受入額は12.5億円と中央値5.1億円の約2.5倍であり、歳出は1人あたり57.1万円で中央値63.9万円より抑えられています。過去9年間で人口が53,323人から46,492人に減少する中、1人あたりの借金は60.0万円から70.8万円に増加しており、財政の硬直化が進んでいます。1年間に使ったお金(歳出)
266億円
住民1人あたり 57.1万円
借金の残高(地方債)
329億円
1人あたり 70.8万円
貯金の残高(基金)
46.9億円
1人あたり 10.1万円
財政力指数
0.51
1に近いほど自前の財源が多い
財政の健全さ 全国1,741市区町村での順位・和歌山県内の順位
財政力指数同規模より良い
0.51
全国 706位/1718・県内 3位/30(高い順)
同じ規模の中央値 0.46
この指標とは
自分の税収などで、標準的な行政サービスの費用をどれだけまかなえるか。1を超えると地方交付税(普通交付税)をもらわない「不交付団体」。
経常収支比率同規模より注意
99.9%
全国 1702位/1741・県内 28位/30(低い順)
同じ規模の中央値 93.6%
この指標とは
毎年必ず出ていくお金(人件費・扶助費・借金返済など)が、毎年入ってくる自由に使えるお金の何%か。高いほど新しいことに使える余裕が少ない。都市で75%・町村で70%程度が望ましいとされ、90%を超えると硬直的と言われる。
住民1人あたりの借金(地方債残高)同規模より注意
70.8万円
全国 1141位/1741・県内 11位/30(低い順)
同じ規模の中央値 53.4万円
この指標とは
年度末の地方債の残高を、住民の数で割った金額。
住民1人あたりの貯金(基金残高)同規模より注意
10.1万円
全国 1433位/1741・県内 28位/30(高い順)
同じ規模の中央値 21.5万円
この指標とは
財政調整基金・減債基金・特定目的基金の年度末残高を、住民の数で割った金額。
自主財源比率
35.0%
全国 981位/1741・県内 10位/30(高い順)
同じ規模の中央値 36.6%
この指標とは
収入のうち、税金・使用料など、自分で集めたお金の割合。
財政調整基金の大きさ(標準財政規模比)同規模より良い
29.6%
全国 662位/1718・県内 19位/30(高い順)
同じ規模の中央値 22.8%
この指標とは
自由に取り崩せる貯金(財政調整基金)が、1年の標準的な収入の何%か。10〜20%程度あると安心と言われる。
収入(歳入)の内訳 278億円・1人あたり 59.8万円
地方税 24.2%地方譲与税・交付金 6.9%地方交付税 26.1%国の補助金 16.1%県の補助金 5.9%借金(地方債) 10.1%寄附金 4.5%その他 6.2%
| 項目 | 金額 | 1人あたり | 割合 |
|---|---|---|---|
| 地方税 住民や会社が納める税金(住民税・固定資産税など) | 67.3億円 | 14.5万円 | 24.2% |
| 地方譲与税・交付金 国や県が集めた税金の一部を分けてもらうお金(地方消費税交付金など) | 19.2億円 | 4.1万円 | 6.9% |
| 地方交付税 国が、財源の足りないまちに配るお金。使い道は自由 | 72.4億円 | 15.6万円 | 26.1% |
| 国の補助金 国から特定の事業のためにもらうお金(国庫支出金) | 44.7億円 | 9.6万円 | 16.1% |
| 県の補助金 都道府県から特定の事業のためにもらうお金 | 16.5億円 | 3.5万円 | 5.9% |
| 借金(地方債) その年に新しく借りたお金 | 28.0億円 | 6.0万円 | 10.1% |
| 寄附金 ふるさと納税など | 12.6億円 | 2.7万円 | 4.5% |
| その他 使用料・手数料、繰入金(貯金の取り崩し)、繰越金など | 17.3億円 | 3.7万円 | 6.2% |
ふるさと納税令和6年度の受入額
12.5億円
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地方税の内訳:個人住民税 21.1億円、法人住民税 4.6億円、固定資産税 34.2億円
何に使ったか(目的別の支出) 住民1人あたり
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
福祉(民生費)
20万円
借金の返済(公債費)
6.8万円
教育
6.8万円
役所の運営(総務費)
5.7万円
健康・ごみ(衛生費)
5.6万円
道路・まちづくり(土木費)
5.2万円
消防・救急
3.5万円
農林水産業
9,412円
災害の復旧
8,884円
商工・観光
6,784円
| 分野 | 金額 | 1人あたり | 同じ規模の中央値 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 福祉(民生費) 高齢者・子ども・障害のある人・生活保護など | 95.0億円 | 20.4万円 | 20.5万円 | 35.8% |
| 借金の返済(公債費) 地方債の元金と利子の返済 | 31.8億円 | 6.8万円 | 5.6万円 | 12.0% |
| 教育 学校、図書館・公民館、スポーツ施設など | 31.7億円 | 6.8万円 | 6.5万円 | 12.0% |
| 役所の運営(総務費) 庁舎の管理、税金の徴収、戸籍、選挙など | 26.5億円 | 5.7万円 | 9.5万円 | 10.0% |
| 健康・ごみ(衛生費) 健診・予防接種、ごみ処理など | 25.8億円 | 5.6万円 | 5.4万円 | 9.7% |
| 道路・まちづくり(土木費) 道路・橋、公園、下水道、公営住宅など | 24.2億円 | 5.2万円 | 5.6万円 | 9.1% |
| 消防・救急 | 16.5億円 | 3.5万円 | 2.5万円 | 6.2% |
| 農林水産業 | 4.4億円 | 9,412円 | 2.4万円 | 1.6% |
| 災害の復旧 | 4.1億円 | 8,884円 | 0.2万円 | 1.6% |
| 商工・観光 企業誘致、商店街、観光など | 3.2億円 | 6,784円 | 1.6万円 | 1.2% |
| 議会 | 2.3億円 | 4,860円 | 0.5万円 | 0.9% |
| 労働 | 1,614万円 | 347円 | 0.0万円 | 0.1% |
福祉(民生費)の内訳
子ども(児童福祉費)
27.6億円
1人あたり 5.9万円(中央値 7.5万円)
高齢者(老人福祉費)
23.7億円
1人あたり 5.1万円(中央値 4.4万円)
障害者など(社会福祉費)
35.6億円
1人あたり 7.6万円(中央値 7.0万円)
生活保護
8.1億円
1人あたり 1.7万円(中央値 1.5万円)
お金の性質で見た支出(性質別) 住民1人あたり
人件費・扶助費・公債費は「義務的経費」と呼ばれ、削るのが難しい支出です。このまちは歳出の 48.4% が義務的経費です。
人件費
9.6万円
扶助費
11万円
公債費
6.8万円
物件費
7.7万円
補助費等
5.3万円
建設事業費
8.9万円
繰出金
5.8万円
積立金
2,196円
維持補修費
3,088円
10年の推移
1人あたりの借金と貯金
借金(地方債残高)貯金(基金残高)
1人あたりの歳出
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
財政力指数
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
経常収支比率
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
人口(住民基本台帳)
年度ごとの数字を表で見る
| 年度 | 人口 | 歳出総額 | 地方債残高 | 基金残高 | 財政力指数 | 経常収支比率 | 実質公債費比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 46,492 | 266億円 | 329億円 | 46.9億円 | 0.51 | 99.9% | — |
| 令和5年度 | 47,158 | 266億円 | 332億円 | 41.1億円 | 0.51 | 99.3% | — |
| 令和4年度 | 47,910 | 261億円 | 337億円 | 38.5億円 | 0.52 | 99.6% | — |
| 令和3年度 | 48,717 | 260億円 | 340億円 | 33.6億円 | 0.53 | 95.0% | — |
| 令和2年度 | 49,508 | 304億円 | 342億円 | 27.0億円 | 0.55 | 99.5% | — |
| 令和元年度 | 50,307 | 255億円 | 338億円 | 28.2億円 | 0.56 | 98.6% | — |
| 平成30年度 | 51,079 | 235億円 | 327億円 | 32.5億円 | 0.56 | 97.1% | — |
| 平成29年度 | 51,802 | 252億円 | 336億円 | 37.3億円 | 0.56 | 94.6% | — |
| 平成28年度 | 52,563 | 248億円 | 329億円 | 40.5億円 | 0.57 | 93.0% | — |
| 平成27年度 | 53,323 | 235億円 | 320億円 | 37.8億円 | 0.58 | 91.7% | — |
和歌山県の人口が近い市と比べる
出典:総務省「市町村別決算状況調」(普通会計)をもとに財政ずかんが計算。1人あたりの金額は、その年度の住民基本台帳人口で割っています。数字の誤りに気づいたらお知らせください。