兵庫県宝塚市の財政
ひとことで言うと(AIによる要約)
宝塚市の財政の最大の特徴は、ふるさと納税の受入額が257億円と、同規模の市の平均の約38倍という圧倒的な規模であることです。その効果もあり、自主財源比率が59.6%と同規模の市の中央値47.6%を大きく上回り、自主的に使える収入が充実しています。また健康・ごみ関連の支出が住民1人あたり14.7万円と中央値3.7万円の約4倍になっており、この分野に手厚い施策を実施していることがわかります。一方で貯金が充実し、借金から貯金を差し引いた実質的な負債は10.9万円と、同規模の市の中央値23.5万円の半分以下に抑えられており、財政的な余裕が感じられます。1年間に使ったお金(歳出)
1,174億円
住民1人あたり 51.6万円
借金の残高(地方債)
682億円
1人あたり 29.9万円
貯金の残高(基金)
434億円
1人あたり 19.1万円
財政力指数
0.81
1に近いほど自前の財源が多い
財政の健全さ 全国1,741市区町村での順位・兵庫県内の順位
財政力指数
0.81
全国 197位/1718・県内 6位/41(高い順)
同じ規模の中央値 0.81
この指標とは
自分の税収などで、標準的な行政サービスの費用をどれだけまかなえるか。1を超えると地方交付税(普通交付税)をもらわない「不交付団体」。
経常収支比率
96.9%
全国 1500位/1741・県内 37位/41(低い順)
同じ規模の中央値 94.9%
この指標とは
毎年必ず出ていくお金(人件費・扶助費・借金返済など)が、毎年入ってくる自由に使えるお金の何%か。高いほど新しいことに使える余裕が少ない。都市で75%・町村で70%程度が望ましいとされ、90%を超えると硬直的と言われる。
住民1人あたりの借金(地方債残高)同規模より良い
29.9万円
全国 346位/1741・県内 7位/41(低い順)
同じ規模の中央値 32.2万円
この指標とは
年度末の地方債の残高を、住民の数で割った金額。
住民1人あたりの貯金(基金残高)同規模より良い
19.1万円
全国 1068位/1741・県内 20位/41(高い順)
同じ規模の中央値 7.1万円
この指標とは
財政調整基金・減債基金・特定目的基金の年度末残高を、住民の数で割った金額。
自主財源比率同規模より良い
59.6%
全国 88位/1741・県内 2位/41(高い順)
同じ規模の中央値 47.6%
この指標とは
収入のうち、税金・使用料など、自分で集めたお金の割合。
財政調整基金の大きさ(標準財政規模比)
13.0%
全国 1461位/1718・県内 36位/41(高い順)
同じ規模の中央値 12.5%
この指標とは
自由に取り崩せる貯金(財政調整基金)が、1年の標準的な収入の何%か。10〜20%程度あると安心と言われる。
収入(歳入)の内訳 1,189億円・1人あたり 52.2万円
地方税 30.0%地方譲与税・交付金 7.4%地方交付税 7.3%国の補助金 16.2%県の補助金 5.6%借金(地方債) 3.9%寄附金 22.1%その他 7.5%
| 項目 | 金額 | 1人あたり | 割合 |
|---|---|---|---|
| 地方税 住民や会社が納める税金(住民税・固定資産税など) | 357億円 | 15.7万円 | 30.0% |
| 地方譲与税・交付金 国や県が集めた税金の一部を分けてもらうお金(地方消費税交付金など) | 87.9億円 | 3.9万円 | 7.4% |
| 地方交付税 国が、財源の足りないまちに配るお金。使い道は自由 | 87.4億円 | 3.8万円 | 7.3% |
| 国の補助金 国から特定の事業のためにもらうお金(国庫支出金) | 193億円 | 8.5万円 | 16.2% |
| 県の補助金 都道府県から特定の事業のためにもらうお金 | 66.8億円 | 2.9万円 | 5.6% |
| 借金(地方債) その年に新しく借りたお金 | 45.9億円 | 2.0万円 | 3.9% |
| 寄附金 ふるさと納税など | 262億円 | 11.5万円 | 22.1% |
| その他 使用料・手数料、繰入金(貯金の取り崩し)、繰越金など | 89.5億円 | 3.9万円 | 7.5% |
ふるさと納税令和6年度の受入額
257億円
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地方税の内訳:個人住民税 162億円、法人住民税 11.6億円、固定資産税 138億円
何に使ったか(目的別の支出) 住民1人あたり
このまち人口20万人以上の市の中央値(91団体):グラフの細い線・破線
福祉(民生費)
20万円
健康・ごみ(衛生費)
15万円
役所の運営(総務費)
4.6万円
教育
4.5万円
借金の返済(公債費)
3.2万円
道路・まちづくり(土木費)
3.0万円
消防・救急
1.3万円
商工・観光
2,338円
議会
1,983円
農林水産業
1,079円
| 分野 | 金額 | 1人あたり | 同じ規模の中央値 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 福祉(民生費) 高齢者・子ども・障害のある人・生活保護など | 447億円 | 19.6万円 | 20.0万円 | 38.1% |
| 健康・ごみ(衛生費) 健診・予防接種、ごみ処理など | 336億円 | 14.7万円 | 3.7万円 | 28.6% |
| 役所の運営(総務費) 庁舎の管理、税金の徴収、戸籍、選挙など | 105億円 | 4.6万円 | 4.4万円 | 9.0% |
| 教育 学校、図書館・公民館、スポーツ施設など | 102億円 | 4.5万円 | 5.2万円 | 8.7% |
| 借金の返済(公債費) 地方債の元金と利子の返済 | 71.9億円 | 3.2万円 | 3.3万円 | 6.1% |
| 道路・まちづくり(土木費) 道路・橋、公園、下水道、公営住宅など | 69.4億円 | 3.0万円 | 4.2万円 | 5.9% |
| 消防・救急 | 28.5億円 | 1.3万円 | 1.4万円 | 2.4% |
| 商工・観光 企業誘致、商店街、観光など | 5.3億円 | 2,338円 | 0.7万円 | 0.5% |
| 議会 | 4.5億円 | 1,983円 | 0.2万円 | 0.4% |
| 農林水産業 | 2.5億円 | 1,079円 | 0.4万円 | 0.2% |
| その他 | 1.0億円 | 442円 | 0.0万円 | 0.1% |
| 労働 | 6,154万円 | 270円 | 0.1万円 | 0.1% |
| 災害の復旧 | 250万円 | 11円 | 0.0万円 | 0.0% |
福祉(民生費)の内訳
子ども(児童福祉費)
158億円
1人あたり 6.9万円(中央値 7.8万円)
高齢者(老人福祉費)
81.0億円
1人あたり 3.6万円(中央値 3.4万円)
障害者など(社会福祉費)
157億円
1人あたり 6.9万円(中央値 6.1万円)
生活保護
51.3億円
1人あたり 2.3万円(中央値 2.9万円)
お金の性質で見た支出(性質別) 住民1人あたり
人件費・扶助費・公債費は「義務的経費」と呼ばれ、削るのが難しい支出です。このまちは歳出の 45.1% が義務的経費です。
人件費
7.7万円
扶助費
12万円
公債費
3.2万円
物件費
5.4万円
補助費等
3.0万円
建設事業費
3.5万円
繰出金
4.0万円
積立金
12万円
維持補修費
2,595円
10年の推移
1人あたりの借金と貯金
借金(地方債残高)貯金(基金残高)
1人あたりの歳出
このまち人口20万人以上の市の中央値(91団体):グラフの細い線・破線
財政力指数
このまち人口20万人以上の市の中央値(91団体):グラフの細い線・破線
経常収支比率
このまち人口20万人以上の市の中央値(91団体):グラフの細い線・破線
人口(住民基本台帳)
年度ごとの数字を表で見る
| 年度 | 人口 | 歳出総額 | 地方債残高 | 基金残高 | 財政力指数 | 経常収支比率 | 実質公債費比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 227,645 | 1,174億円 | 682億円 | 434億円 | 0.81 | 96.9% | — |
| 令和5年度 | 228,934 | 916億円 | 705億円 | 179億円 | 0.82 | 95.8% | — |
| 令和4年度 | 230,788 | 895億円 | 707億円 | 168億円 | 0.85 | 93.7% | — |
| 令和3年度 | 232,171 | 910億円 | 719億円 | 128億円 | 0.86 | 92.1% | — |
| 令和2年度 | 233,499 | 1,024億円 | 720億円 | 108億円 | 0.88 | 95.4% | — |
| 令和元年度 | 234,044 | 783億円 | 730億円 | 100億円 | 0.89 | 96.9% | — |
| 平成30年度 | 234,209 | 756億円 | 721億円 | 100億円 | 0.89 | 95.8% | — |
| 平成29年度 | 234,662 | 764億円 | 721億円 | 95.0億円 | 0.89 | 95.7% | — |
| 平成28年度 | 234,349 | 754億円 | 721億円 | 93.2億円 | 0.88 | 96.9% | — |
| 平成27年度 | 233,962 | 732億円 | 737億円 | 101億円 | 0.87 | 96.3% | — |
兵庫県の人口が近い市と比べる
出典:総務省「市町村別決算状況調」(普通会計)をもとに財政ずかんが計算。1人あたりの金額は、その年度の住民基本台帳人口で割っています。数字の誤りに気づいたらお知らせください。