東京都新宿区の財政
ひとことで言うと(AIによる要約)
新宿区の令和6年度決算は、23区の中でも特に独特な特徴を示しています。最も目立つのは、ふるさと納税の受入額が10.5億円と、23区の中央値3.1億円の3倍以上になっていることです。また、自主財源比率が43.2%で中央値36.3%を上回り、住民1人あたりの地方税も15.6万円と中央値12.3万円より多く集まっています。一方で、毎年決まって出ていくお金の重さを示す経常収支比率は82.8%で、中央値78.7%よりやや高い状態です。建設事業費の割合が7.9%と中央値12.3%を下回る一方で、健康やごみ関連の衛生費が1人あたり5.1万円と中央値3.9万円を大きく上回っており、特色ある支出構造になっています。1年間に使ったお金(歳出)
1,841億円
住民1人あたり 52.2万円
借金の残高(地方債)
211億円
1人あたり 6.0万円
貯金の残高(基金)
549億円
1人あたり 15.6万円
財政力指数
—
東京23区は算定されません
財政の健全さ 全国1,741市区町村での順位・東京都内の順位
経常収支比率同規模より注意
82.8%
全国 194位/1741・県内 29位/62(低い順)
同じ規模の中央値 78.7%
この指標とは
毎年必ず出ていくお金(人件費・扶助費・借金返済など)が、毎年入ってくる自由に使えるお金の何%か。高いほど新しいことに使える余裕が少ない。都市で75%・町村で70%程度が望ましいとされ、90%を超えると硬直的と言われる。
住民1人あたりの借金(地方債残高)同規模より注意
6.0万円
全国 26位/1741・県内 16位/62(低い順)
同じ規模の中央値 5.2万円
この指標とは
年度末の地方債の残高を、住民の数で割った金額。
住民1人あたりの貯金(基金残高)同規模より注意
15.6万円
全国 1180位/1741・県内 41位/62(高い順)
同じ規模の中央値 22.5万円
この指標とは
財政調整基金・減債基金・特定目的基金の年度末残高を、住民の数で割った金額。
自主財源比率同規模より良い
43.2%
全国 561位/1741・県内 30位/62(高い順)
同じ規模の中央値 36.3%
この指標とは
収入のうち、税金・使用料など、自分で集めたお金の割合。
収入(歳入)の内訳 1,900億円・1人あたり 53.9万円
地方税 29.0%地方譲与税・交付金 27.9%国の補助金 15.6%県の補助金 10.5%借金(地方債) 2.7%寄附金 0.6%その他 13.6%
| 項目 | 金額 | 1人あたり | 割合 |
|---|---|---|---|
| 地方税 住民や会社が納める税金(住民税・固定資産税など) | 551億円 | 15.6万円 | 29.0% |
| 地方譲与税・交付金 国や県が集めた税金の一部を分けてもらうお金(地方消費税交付金など) | 530億円 | 15.0万円 | 27.9% |
| 地方交付税 国が、財源の足りないまちに配るお金。使い道は自由 | 0円 | 0円 | 0.0% |
| 国の補助金 国から特定の事業のためにもらうお金(国庫支出金) | 297億円 | 8.4万円 | 15.6% |
| 県の補助金 都道府県から特定の事業のためにもらうお金 | 200億円 | 5.7万円 | 10.5% |
| 借金(地方債) その年に新しく借りたお金 | 52.0億円 | 1.5万円 | 2.7% |
| 寄附金 ふるさと納税など | 11.1億円 | 3,145円 | 0.6% |
| その他 使用料・手数料、繰入金(貯金の取り崩し)、繰越金など | 258億円 | 7.3万円 | 13.6% |
ふるさと納税令和6年度の受入額
10.5億円
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地方税の内訳:個人住民税 490億円、法人住民税 0円、固定資産税 0円
何に使ったか(目的別の支出) 住民1人あたり
このまち東京23区の中央値(23団体):グラフの細い線・破線
福祉(民生費)
26万円
役所の運営(総務費)
7.2万円
教育
6.8万円
健康・ごみ(衛生費)
5.1万円
道路・まちづくり(土木費)
2.9万円
商工・観光
2.0万円
借金の返済(公債費)
7,647円
消防・救急
4,719円
労働
3,405円
議会
2,135円
| 分野 | 金額 | 1人あたり | 同じ規模の中央値 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 福祉(民生費) 高齢者・子ども・障害のある人・生活保護など | 933億円 | 26.4万円 | 25.8万円 | 50.7% |
| 役所の運営(総務費) 庁舎の管理、税金の徴収、戸籍、選挙など | 255億円 | 7.2万円 | 6.3万円 | 13.8% |
| 教育 学校、図書館・公民館、スポーツ施設など | 238億円 | 6.8万円 | 7.4万円 | 12.9% |
| 健康・ごみ(衛生費) 健診・予防接種、ごみ処理など | 180億円 | 5.1万円 | 3.9万円 | 9.8% |
| 道路・まちづくり(土木費) 道路・橋、公園、下水道、公営住宅など | 101億円 | 2.9万円 | 4.0万円 | 5.5% |
| 商工・観光 企業誘致、商店街、観光など | 70.8億円 | 2.0万円 | 0.9万円 | 3.8% |
| 借金の返済(公債費) 地方債の元金と利子の返済 | 27.0億円 | 7,647円 | 0.5万円 | 1.5% |
| 消防・救急 | 16.6億円 | 4,719円 | 0.4万円 | 0.9% |
| 労働 | 12.0億円 | 3,405円 | 0.1万円 | 0.7% |
| 議会 | 7.5億円 | 2,135円 | 0.2万円 | 0.4% |
| 農林水産業 | 0円 | 0円 | 0.0万円 | 0.0% |
福祉(民生費)の内訳
子ども(児童福祉費)
356億円
1人あたり 10.1万円(中央値 11.2万円)
高齢者(老人福祉費)
114億円
1人あたり 3.2万円(中央値 3.3万円)
障害者など(社会福祉費)
232億円
1人あたり 6.6万円(中央値 6.2万円)
生活保護
230億円
1人あたり 6.5万円(中央値 4.8万円)
お金の性質で見た支出(性質別) 住民1人あたり
人件費・扶助費・公債費は「義務的経費」と呼ばれ、削るのが難しい支出です。このまちは歳出の 48.9% が義務的経費です。
人件費
8.3万円
扶助費
16万円
公債費
7,643円
物件費
12万円
補助費等
5.0万円
建設事業費
4.1万円
繰出金
3.9万円
積立金
1.4万円
維持補修費
4,116円
10年の推移
1人あたりの借金と貯金
借金(地方債残高)貯金(基金残高)
1人あたりの歳出
このまち東京23区の中央値(23団体):グラフの細い線・破線
経常収支比率
このまち東京23区の中央値(23団体):グラフの細い線・破線
人口(住民基本台帳)
年度ごとの数字を表で見る
| 年度 | 人口 | 歳出総額 | 地方債残高 | 基金残高 | 財政力指数 | 経常収支比率 | 実質公債費比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 352,717 | 1,841億円 | 211億円 | 549億円 | — | 82.8% | — |
| 令和5年度 | 349,226 | 1,783億円 | 185億円 | 595億円 | — | 80.0% | — |
| 令和4年度 | 346,279 | 1,721億円 | 177億円 | 665億円 | — | 80.4% | — |
| 令和3年度 | 341,222 | 1,667億円 | 186億円 | 631億円 | — | 80.5% | — |
| 令和2年度 | 345,231 | 1,841億円 | 204億円 | 587億円 | — | 84.0% | — |
| 令和元年度 | 348,452 | 1,461億円 | 186億円 | 554億円 | — | 81.5% | — |
| 平成30年度 | 346,162 | 1,419億円 | 199億円 | 509億円 | — | 80.8% | — |
| 平成29年度 | 342,297 | 1,391億円 | 209億円 | 450億円 | — | 80.9% | — |
| 平成28年度 | 338,488 | 1,397億円 | 221億円 | 410億円 | — | 82.5% | — |
| 平成27年度 | 334,193 | 1,393億円 | 220億円 | 376億円 | — | 81.7% | — |
東京都の人口が近い特別区と比べる
出典:総務省「市町村別決算状況調」(普通会計)をもとに財政ずかんが計算。1人あたりの金額は、その年度の住民基本台帳人口で割っています。数字の誤りに気づいたらお知らせください。