福島県田村市の財政
ひとことで言うと(AIによる要約)
田村市の令和6年度決算は、限られた税収に対して支出が大きくなる傾向が見られます。住民1人あたりの歳出が79.9万円と、同規模の中央値63.9万円を大きく上回っている一方で、自主財源比率が31.8%と中央値36.6%より低く、外部からの財源に頼る構造になっています。ただし健康・ごみ関連、農林水産業、建設事業などに特に力を入れており、貯金にあたる基金も比較的厚く積み上げています。借金は52.0万円と中央値並みですが、近年の人口減少(2015年度38,890人から32,982人へ)を踏まえると、限られた住民で公共サービスを支えていく厳しい状況が続いています。1年間に使ったお金(歳出)
263億円
住民1人あたり 79.9万円
借金の残高(地方債)
171億円
1人あたり 52.0万円
貯金の残高(基金)
104億円
1人あたり 31.5万円
財政力指数
0.35
1に近いほど自前の財源が多い
財政の健全さ 全国1,741市区町村での順位・福島県内の順位
財政力指数同規模より注意
0.35
全国 1057位/1718・県内 33位/59(高い順)
同じ規模の中央値 0.46
この指標とは
自分の税収などで、標準的な行政サービスの費用をどれだけまかなえるか。1を超えると地方交付税(普通交付税)をもらわない「不交付団体」。
経常収支比率
89.4%
全国 599位/1741・県内 28位/59(低い順)
同じ規模の中央値 93.6%
この指標とは
毎年必ず出ていくお金(人件費・扶助費・借金返済など)が、毎年入ってくる自由に使えるお金の何%か。高いほど新しいことに使える余裕が少ない。都市で75%・町村で70%程度が望ましいとされ、90%を超えると硬直的と言われる。
住民1人あたりの借金(地方債残高)
52.0万円
全国 837位/1741・県内 21位/59(低い順)
同じ規模の中央値 53.4万円
この指標とは
年度末の地方債の残高を、住民の数で割った金額。
住民1人あたりの貯金(基金残高)同規模より良い
31.5万円
全国 729位/1741・県内 36位/59(高い順)
同じ規模の中央値 21.5万円
この指標とは
財政調整基金・減債基金・特定目的基金の年度末残高を、住民の数で割った金額。
自主財源比率同規模より注意
31.8%
全国 1144位/1741・県内 38位/59(高い順)
同じ規模の中央値 36.6%
この指標とは
収入のうち、税金・使用料など、自分で集めたお金の割合。
財政調整基金の大きさ(標準財政規模比)同規模より良い
26.3%
全国 787位/1718・県内 37位/59(高い順)
同じ規模の中央値 22.8%
この指標とは
自由に取り崩せる貯金(財政調整基金)が、1年の標準的な収入の何%か。10〜20%程度あると安心と言われる。
収入(歳入)の内訳 275億円・1人あたり 83.5万円
地方税 14.5%地方譲与税・交付金 5.6%地方交付税 34.0%国の補助金 14.0%県の補助金 6.7%借金(地方債) 8.0%寄附金 0.8%その他 16.5%
| 項目 | 金額 | 1人あたり | 割合 |
|---|---|---|---|
| 地方税 住民や会社が納める税金(住民税・固定資産税など) | 40.0億円 | 12.1万円 | 14.5% |
| 地方譲与税・交付金 国や県が集めた税金の一部を分けてもらうお金(地方消費税交付金など) | 15.4億円 | 4.7万円 | 5.6% |
| 地方交付税 国が、財源の足りないまちに配るお金。使い道は自由 | 93.5億円 | 28.3万円 | 34.0% |
| 国の補助金 国から特定の事業のためにもらうお金(国庫支出金) | 38.4億円 | 11.6万円 | 14.0% |
| 県の補助金 都道府県から特定の事業のためにもらうお金 | 18.4億円 | 5.6万円 | 6.7% |
| 借金(地方債) その年に新しく借りたお金 | 22.0億円 | 6.7万円 | 8.0% |
| 寄附金 ふるさと納税など | 2.2億円 | 6,578円 | 0.8% |
| その他 使用料・手数料、繰入金(貯金の取り崩し)、繰越金など | 45.4億円 | 13.8万円 | 16.5% |
ふるさと納税令和6年度の受入額
2.0億円
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地方税の内訳:個人住民税 11.8億円、法人住民税 2.8億円、固定資産税 20.8億円
何に使ったか(目的別の支出) 住民1人あたり
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
福祉(民生費)
19万円
健康・ごみ(衛生費)
14万円
役所の運営(総務費)
8.9万円
借金の返済(公債費)
8.7万円
農林水産業
7.6万円
教育
6.3万円
道路・まちづくり(土木費)
5.5万円
商工・観光
5.5万円
消防・救急
4.0万円
議会
5,475円
| 分野 | 金額 | 1人あたり | 同じ規模の中央値 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 福祉(民生費) 高齢者・子ども・障害のある人・生活保護など | 62.2億円 | 18.9万円 | 20.5万円 | 23.6% |
| 健康・ごみ(衛生費) 健診・予防接種、ごみ処理など | 45.5億円 | 13.8万円 | 5.4万円 | 17.3% |
| 役所の運営(総務費) 庁舎の管理、税金の徴収、戸籍、選挙など | 29.2億円 | 8.9万円 | 9.5万円 | 11.1% |
| 借金の返済(公債費) 地方債の元金と利子の返済 | 28.5億円 | 8.7万円 | 5.6万円 | 10.8% |
| 農林水産業 | 25.0億円 | 7.6万円 | 2.4万円 | 9.5% |
| 教育 学校、図書館・公民館、スポーツ施設など | 20.8億円 | 6.3万円 | 6.5万円 | 7.9% |
| 道路・まちづくり(土木費) 道路・橋、公園、下水道、公営住宅など | 18.3億円 | 5.5万円 | 5.6万円 | 6.9% |
| 商工・観光 企業誘致、商店街、観光など | 18.2億円 | 5.5万円 | 1.6万円 | 6.9% |
| 消防・救急 | 13.3億円 | 4.0万円 | 2.5万円 | 5.1% |
| 議会 | 1.8億円 | 5,475円 | 0.5万円 | 0.7% |
| 災害の復旧 | 4,166万円 | 1,263円 | 0.2万円 | 0.2% |
| 労働 | 921万円 | 279円 | 0.0万円 | 0.0% |
福祉(民生費)の内訳
子ども(児童福祉費)
19.8億円
1人あたり 6.0万円(中央値 7.5万円)
高齢者(老人福祉費)
15.7億円
1人あたり 4.8万円(中央値 4.4万円)
障害者など(社会福祉費)
23.3億円
1人あたり 7.1万円(中央値 7.0万円)
生活保護
3.4億円
1人あたり 1.0万円(中央値 1.5万円)
お金の性質で見た支出(性質別) 住民1人あたり
人件費・扶助費・公債費は「義務的経費」と呼ばれ、削るのが難しい支出です。このまちは歳出の 33.8% が義務的経費です。
人件費
9.7万円
扶助費
8.7万円
公債費
8.7万円
物件費
16万円
補助費等
13万円
建設事業費
16万円
繰出金
3.7万円
積立金
3.0万円
維持補修費
4,341円
10年の推移
1人あたりの借金と貯金
借金(地方債残高)貯金(基金残高)
1人あたりの歳出
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
財政力指数
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
経常収支比率
このまち人口3〜5万人の市の中央値(175団体):グラフの細い線・破線
人口(住民基本台帳)
年度ごとの数字を表で見る
| 年度 | 人口 | 歳出総額 | 地方債残高 | 基金残高 | 財政力指数 | 経常収支比率 | 実質公債費比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 32,982 | 263億円 | 171億円 | 104億円 | 0.35 | 89.4% | — |
| 令和5年度 | 33,600 | 286億円 | 177億円 | 108億円 | 0.35 | 89.7% | — |
| 令和4年度 | 34,264 | 253億円 | 185億円 | 136億円 | 0.35 | 91.0% | — |
| 令和3年度 | 34,947 | 263億円 | 201億円 | 147億円 | 0.34 | 84.0% | — |
| 令和2年度 | 35,653 | 343億円 | 212億円 | 137億円 | 0.35 | 88.7% | — |
| 令和元年度 | 36,334 | 307億円 | 213億円 | 168億円 | 0.34 | 90.6% | — |
| 平成30年度 | 37,107 | 348億円 | 223億円 | 176億円 | 0.34 | 91.6% | — |
| 平成29年度 | 37,689 | 264億円 | 240億円 | 125億円 | 0.33 | 91.2% | — |
| 平成28年度 | 38,280 | 264億円 | 255億円 | 98.3億円 | 0.33 | 90.6% | — |
| 平成27年度 | 38,890 | 260億円 | 264億円 | 67.8億円 | 0.32 | 85.4% | — |
福島県の人口が近い市と比べる
出典:総務省「市町村別決算状況調」(普通会計)をもとに財政ずかんが計算。1人あたりの金額は、その年度の住民基本台帳人口で割っています。数字の誤りに気づいたらお知らせください。